バイナリーオプションとは

バイナリーオプションというのは、現在、日本で徐々に人気を得ている金融商品です。自己資金を用いて、そしてその自己資金を増やすことを目的として行うのですが、このバイナリーオプションは、簡単に言えば、二者択一の取引を行います。実は、バイナリー(binary)は2値の、オプション(option)は選択…という意味なのです。何に対して二者択一を行うのか…というと、為替の相場が、今後、上がるのか?下がるのか?の二者択一です。金融商品というと、難しくて、そう簡単には手を出すことができないもの…というイメージを持っている方が多いかと思いますが、バイナリーオプションのように、二者択一で取引を行っていくという、仕組みとしては簡単な金融商品も存在するんですね。もちろん、二者択一とはいえ、為替の相場を常にチェックし、そして先を読むことも大切ですから、取引すればするほど、奥深い金融商品でもあるのです。

このバイナリーオプションは、2003年、イギリスのIGグループホールディングス株式会社が金融商品化し、世に誕生させました。2003年もかなり最近のことですが、日本にバイナリーオプションが上陸したのは2009年で、これこそ本当につい最近のことなのです。これまで、日本では、数多くある金融商品のなかでも、FXの人気が高かったのですが、そのFXを主力商品として扱っていたFX ONLEINE JAPANが、2008年にIGグループホールディングスと業務提携を行い、それをきっかけに、FX ONLINE JAPANがIGマーケット証券という社名に変更し、2009年からバイナリーオプションを日本市場に導入させたのです。その後は、日本経済新聞でバイナリーオプションを紹介するなど、だんだんと注目されていき、そして現在は人気の金融取引として多くの方が利用しています。もちろん、現在がバイナリーオプションのピークではなく、今後も更に普及していくのではないか、と予測されます。先ほども触れましたが、ここ数年、日本ではFXが特に高い人気を得ていました。しかし、アメリカでのサブプライムローン問題をきっかけに、ギリシャでは経済危機が起こり、イタリアでは金融破綻…など、世界中で経済的に大きな展開を迎えました。その影響は、大きく日本にもありましたが、外貨を扱った金融商品についてもそれは同様で、かなり外貨を取り扱うには厳しい状況となっています。それを受けて、FXが現在の金融取引の主流ではなくなってきています。更に、FXに対しての取り締まりも強化されたことで、利益を得るのもこれまでのようにはいかなくなってしまったのです。

そんな、日本の状況のなか、注目されているのが、バイナリーオプションなんですね。正に、時代はFXからバイナリーオプションへ切替わろうとしているのが今なのです。バイナリーオプションは、できるだけ他の人よりも早く始めることが、利益にも繋がる要因となっています。取引方法は簡単ですし、しかも少額…なんと100円から始めることができる取引業者も存在しますから、気軽に始めることができますよね。二者択一の結果は、24時間以内に出ますし、値動きは小さくはありますが、しかし利益はちゃんと得ることができるほか、最大損失額が、事前に判るというのも良いですよね。初めてこういった金融商品を扱おうという方の不安は、万が一の損失の部分だと思うのですが、バイナリーオプションの場合は、あらかじめ背負うリスクを確認することができますから、あまりリスクを背負いたくない…という方でも、事前にチェックしながら取引できますのでかなり有利ですよ。

大抵の金融商品は、知識のない人が簡単に手を出すのは危険であり、始める前にそれなりの専門的なことを学ぶのが普通だと思います。もちろん、専門的な知識を得ていなくても始めることができますし、また利益を得ることもできますが、イマイチ意味が判らないまま利益を得たり損失を出したり…と、取引として面白さを感じることがないと思うんですよね。その点、バイナリーオプションならば、これまで金融商品についての知識や情報が全くない方であっても、簡単にバイナリーオプションの仕組みやルールなどを理解することができますので、難しいこ勉強を避けたい方にも向いているのではないかな、と思います。

バイナリーオプションの仕組み

具体的な、バイナリーオプションの内容についてですが、このバイナリーオプションというのは、実はFXの一種なのです。FXというのは、外国為替証拠金取引とも呼ばれており、証券会社やFX業者に証拠金(自己資金)を預けることで、それ以上に大きな価格の外国為替の取引を行う金融商品です。外国為替の売買を行うことで利益を出すわけですが、例えば、1ドル=100円の時、1,000ドルを購入したとします。自己資金は10万円です。そして、円安になり、1ドル=110円の時に、その1,000ドルを売却すれば、11万円が手に入ります。すると、利益は1万円となりますよね。逆に、円高になり、1ドル=90円の時に、1,000ドルを売却すれば、9万円が手に入りますから、1万円の損をしたことになります。この異なった2つの国の通貨で取引を行い、為替レートの差額に応じて利益を得たり、損をしたりすることが為替の売買による取引なわけですが、FXの場合は、実際に自己資金10万円を使って売買するのではなく、証拠金として2万円~4万円ほどを証券会社やFX業者に預け、それを担保として10万円を借り、その借りたお金で為替の売買を行うのです。

バイナリーオプションも、FXと同様、日本円・ドル・ユーロ…といった各国の為替と大きく関係があります。為替の取引というのは、2つの国の通貨が変動する中で売買を繰り返し行っていき、単純に言えば、安い時に通貨を購入し、そして高い時に通貨を売ることによって、その差を利益として得ることができます。バイナリーオプションも同様で、このような方法で為替取引を行い、今後の為替の値が上がるか、それとも下がるのか…という未来の為替値を予想するのです。

例えば、日本円と米ドルの通貨ペアでの取引にて、1ドル=80円の場合。バイナリーオプションでは、今から30分後に、日本円と米ドルの通貨ペアが、現在の1ドル=80円から円高になるか、それとも円安になるか…というような予想を行うんですね。そして、自分で自由にいずれかを選び、投票という形で、バイナリーオプションを購入するのです。この場合、30分後の為替値の変化の予想ですから、30分後には結果が出ることになります。自分が選択した方が正しければ、購入した際に投資した金額のおよそ2倍ほどの払い戻しを得ることができ、そしてそれが利益となるのです。当然、正解しなければ、購入したお金は戻ってきません。

バイナリーオプションには、様々な通貨ペアが用意されています(バイナリーオプションを扱っている業者によって異なります)どの通貨ペアを選んでも、バイナリーオプションのルールは共通です。自分が好きな国の通貨ペアを選んでも良いですし、為替の状況を見ながら、比較的予測を立てやすい通貨を選んでも良いですし、選び方は自由です。ただ、通貨ペアによっては、時間によって売買が行われていないこともありますので、その点は注意して下さい。

ちなみに、バイナリーオプションができる銘柄と取引時間ですが、日本の日系株価225指数は午前9時3分~午後2時59分のおよそ6時間、NYダウ30は午前6時55分~翌午前5時59分までのおよそ23時間(日本時間)、イギリスFTSE100は午前2時~翌午前1時29分のおよそ23時間30分(日本時間)、ドイツDAX30は午前2時30分~翌午前1時29分のおよそ23時間(日本時間)、フランスCAC40は午後5時5分~翌午前1時29分のおよそ8時間30分(日本時間)、インド50種は午後1時28分~午後6時55分のおよそ5時勘30分(日本時間)、香港ハンセン指数は午前10時46分~午後1時30分と午後3時31分~午後5時13分のおよそ4時間30分(日本時間)…等となっています。